金庫の鍵のトラブル

金庫の鍵のトラブル

金庫はどんなところで使われているかというと、まずは住宅。金庫は火災や災害から中身を守るためにあるので、住宅の資産書類・株・実印・大切な家族の写真・登記簿・マイナンバーカード・宝石類などを保管されている方が多いです。据置型や床下・壁に埋め込むタイプもありますね。
続いては、事務所やオフィス。住宅と同様で、重要書類や重要データ・磁気データ・個人情報ファイルが保管されています。住宅よりは大型の業務用金庫が使われていることが多いです。続いては、お店の売上金保管用の金庫。レジを使用せず、手提げ金庫を利用している場合や、家庭用金庫・業務用金庫タイプを使用している場合もあります。

それでは金庫のよくあるトラブルについてご紹介するとともに、トラブル解決策についても参考にしていただければ幸いです。

金庫の開け方がわからなくなるトラブル

長ーく使っていなかった金庫、または祖父母・ご両親が使用していた金庫など。ダイヤルの番号はわかっているのに開け方がわからない、番号の合わせ方がわからないトラブルがございます。

一般的な金庫ダイヤルの回し方

ダイヤルが中途半端に回っているので、まずはリセットさせる必要があります。リセット方法は右に4周以上右まわしでグルグルと回してください。その後、1つ目の番号に合わせます。次は左回しで、2番目の番号を2回通過させて3回目の時に合わせます。次は右回しで3番目の番号を1回通過させて2回目の時に合わせます。最後に左回しで4番目の番号を合わせて鍵が開けられます。

キングスーパーダイヤルの場合

上記の開け方で開かない場合は、キング工業(現在は日本アイ・エス・ケイ)のキングスーパーダイヤル金庫かもしれません。キングスーパーダイヤルは従来の金庫よりも開ける際の手間が半分で済むようになった、日本アイ・エス・ケイが開発した金庫です。開け方は、全て1回ずつで済みます。リセットの為、右に1週回してその後に1つ目の番号に合わせます。2番目の番号を左へ1回目で合わせて、3番目の番号を右に1回目で合わせて、最後の番号も左へ1回目で合わせます。グルグルと何度も回さなくて済むので、新しい金庫をお考えの際はオススメいたします。

暗証番号タイプの金庫が開かない

金庫はダイヤル式のものと鍵式、そして暗証番号を入力するタイプが人気でよく使われています。暗証番号式の金庫は、ダイヤル・鍵式と違って電気・電池を使います。その為よくあるトラブルとしては、電池切れが挙げられます。長く使っていない金庫、または高頻度で開け閉めしている金庫の場合は電池切れが疑われます。お手元の説明書、またはメーカーに電話で聞いて電池交換を行ってください。

ギュウギュウに詰め込んだ金庫が開かない!

各家庭、人それぞれ大事にする物の数は違います。あれもこれも全部大事な物だからと入るだけ詰め込んでしまうと、金庫が開かなくなることがあります。金庫のレバーに物がひっかかったり、詰め込みすぎにより内側から鍵が押されて変形したり、圧で鍵が動きにくくなる事も。金庫に入れるものを良く選ぶか、入れる数に合わせて大きな金庫を用意する必要がありますね。もし、詰め込みすぎで開かなくなった時は、金庫の外側から扉を押し込んで鍵を回すと開く場合があります。

古い金庫の扉が重みでずれて開かない

金庫の扉を支える部品が自然摩耗し、扉が下がることがあります。下がってしまうと鍵が回らなくなり開けられなくなりますが、扉の下にマイナスドライバーを差し込んで、元の位置まで扉を持ち上げながら鍵を回すと開けられる場合があります。

何をやっても開かない金庫

上記の開け方でも鍵が開かない場合は、金庫が壊れている可能性があります。そうなると金庫を壊さなければならないのですが、金庫は火災・災害から中身を守る為に様々な耐久テストをクリアし頑丈に設計されています。また防犯性もあるため、鍵を壊そうと思ってもハンマー1つではかなりの時間がかかります。また力もいるので、女性・お年寄りの方には少々難しい作業になるでしょう。そうした際は、鍵を開けるコツ・壊し方を知っている鍵屋さんに任せる事で、数十分~2時間ほどで開けられるでしょう。

また鍵屋さんの場合、金庫のダイヤル番号を忘れた時に調べてくれるサービス(探り)に対応しているところもあります。壊さずに開けてほしいときは大変助かりますね。

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