悪徳業者の実態

悪徳業者の実態

多くの鍵屋さんは適切な料金の設定と誠意ある対応・説明をしてくれますが、悪徳な手口で高額請求を行う業者も中にはいます。こうした悪徳な業者に引っかからない為にも手口と対策について記事にしたいと思います。

ボッタクリ事件

鍵屋以外の業界でも「ぼったくられた」「料金が高額すぎる」そうしひた被害に合われた方の声をよく耳にします。このボッタクリトラブルには本当の悪徳業者である場合と、説明不足による誤解もまたあるのです。

  • 「鍵屋を呼んだら電話の時と料金があきらかに違ったので断った、そしたらキャンセル料がかかると言われたので支払った。そんな話も聞いていなかったのでどうにも腑に落ちない。」

    こちらは電話で見積もり料金を出す鍵屋さんの場合ですが、正直に言って料金は現場で鍵の状態を見てからでないとどんな作業が必要になるかわからないかと思います。この鍵屋さんの場合は、現場で必要な作業が増えたため料金が高くなってしまったのだと思うのですが、問題はキャンセル費用のところですね。ホームページや電話で説明があれば、お客さんもある程度納得して依頼をすると思いますが、一切キャンセル料金や出張費用に関して言わない場合は意図的に隠している場合もあります。電話やホームページでキャンセルの場合の料金について言わない鍵屋さんはグレーです。

  • 「鍵が開かなかったので鍵屋に頼んだ、開けてから最後に高額請求をされた。料金も言わずに作業を始めたので不信感と怒りでクレームをつけたが、適切な料金だの一点張り!」

    こちらの鍵屋さんはだいぶ怪しいところです。絶対に先に見積り料金を出して依頼者がそれじゃあ頼みますと言わなければ作業は始めるべきではないでしょう。なぜならこの件のように、最終的に言い値で吹っかけてくる事があるからです。依頼者にとってはもう鍵を開けてもらっているので、支払うしかないと思ってしまいます。

    こうしたボッタクリに合わない為には、まずは電話にて出張費とキャンセル費用について聞く事。現場にきた業者に見積り料金を出してもらう事。見積もり以外に後から料金を上乗せしないかどうかの確認も行いましょう。

    鍵屋さんを選ぶときのポイントは?」でご紹介いたしました鍵屋さんについては、この点はクリアしています。

広告用の低料金表示

鍵開け1000円~!などといった極端に低料金をアピールしているホームページには騙されないようにしましょう。鍵開けが1000円でも基本料金+出張料金で結局高くなる場合もあります。また、不動産屋の釣り広告と一緒で、電話をかけさせて後は現場で「この鍵は1000円じゃ無理ですね~」と高い料金を言われます。文句を言っても、実際に机の鍵をあけたり、鍵穴の中のごみを取り出したりする程度の簡単な作業がその1000円だったりしますから、間違った表記はしていないと反論されてしまうでしょう。

まずは電話をした時点で、トラブルについて詳細に伝えます。「家の鍵なんですけど、ギザギザした鍵です。」「防犯性が高い鍵がついています。」「出張費はかかりますか?」「先に見積もりは出してもらえますか?」など、質問をしっかりとしていきましょう。そうすることで、価格の相違問題を解決できます。

何でも壊そうとする鍵屋

最近では防犯シリンダーが取り付けられている家庭が多く、その場合はピッキングでの開錠(壊さない開錠)は出来ません。また、鍵が壊れてしまっている時も同じく。その為、鍵を開けるためには鍵穴や錠前を壊さなければならない事もあります。

良い鍵屋さんの場合は、シリンダー以外の場所から鍵を開けられるか調査をし、鍵開け方法について依頼者の方と相談して決めてくれますが、何でも壊そうとする悪徳鍵屋はその技術がないか、はたまた技術を持っていても「壊すしかない」の一点張り。理由をちゃんと説明して頂き、出来ればほかの鍵屋にもみてもらってそれでも壊さなければならないとなった場合には依頼すると良いでしょう。

悪徳業者が何でも壊す理由には、壊す方が確実に開けられるからです。また、壊した鍵はもう使えません。すると鍵の交換が必要になるでしょう。セットで依頼してもらえると料金も高く頂くことができるので、たいして見もせずに破壊ばかりを薦める鍵屋さんはオススメできません。

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