空き巣の侵入手口

空き巣の侵入手口

よくテレビドラマで見かける鍵穴をいじってカチャリと開ける「ピッキング」による侵入手口。ですが今ではピッキングによる鍵開けが難しい鍵が普及していますので、ドラマの中の演出・または部屋の鍵・古い家の鍵と考えます。今の空き巣の侵入手口は、隙を狙った簡単な方法から防犯性が高い鍵でも開けてしまう高等手口など様々となりました。

ここでは平成27年度に発生した空き巣を含む住宅を対象とした侵入窃盗の手口別に見ていきましょう。

侵入窃盗の内、住宅侵入は3,291件

1年に発生する侵入窃盗の内、住宅が狙われた件数は半数以上の57.2%、3,291件ありました。あなたの家がいつ狙われるかわからない数値となっています。1日に換算すると・・・9件です。東京都内だけでこれだけ発生しています。

空き巣はどこを狙っている?

空き巣を含む侵入窃盗犯はどこから入ってくるのか一覧で見てみましょう。

  • 窓(ベランダ・縁側の窓)29.1%
  • 窓(リビングや部屋・居室)22.3%
  • 窓(その他)8.7%
  • 玄関・表の出入り口 35.6%
  • その他の出入り口 4.3%

わかっている侵入場所の統計として上記のような数値が警視庁より発表されています。驚くべきことに全体の60.1%は窓から入ってくるのです。家には玄関と裏口程度でそれほど出入りできる場所がないものの、窓はたくさんついていますよね(戸建ては特に)。また、住人も換気の為に鍵をあけていたり、鍵を閉め忘れていたり、また人通りがない裏手にある窓を割って入ったりと、泥棒にとってはそこもまた出入り口となるのです。

空き巣はどのように侵入する?

でも出入り口も40%近くを占めているじゃないか、ピッキングもまだまだあるんじゃないか?と思ってしまいます。そこで、侵入場所からどのようにして入ってきたのか、平成27年度の統計とともにご紹介します。

一戸建ての場合

  • ガラス破り67%
  • 鍵がかかっていない場所からの侵入24.7%
  • 鍵を開けて侵入4.1%
  • ドア錠破り2.4%
  • その他1.8%

中高層のマンションの場合

  • ガラス破り20.5%
  • 鍵がかかってい場所からの侵入40.8%
  • 鍵を開けて侵入35.5%
  • ドア錠破り2.1%
  • その他1.1%

戸建てとマンションと、侵入方法の割合が大きく違っていることがわかりますね。

ガラス破り

戸建ての場合は窓が多く、すりガラスや焼き網入りガラスなど容易に割れる窓も多いです。人通りに面していない場所にある窓からの侵入もよく起きています。一方マンションの場合、ベランダからの侵入の際にガラス破りをされたり、廊下に面する窓を割られることもあります。

鍵がかかっていない場所からの侵入

どちらも、鍵がかかっていない場所からの侵入率が高いですが、マンションの場合は一番多い理由となっています。マンションの場合、玄関が道路と面していない分、安心と油断が生まれてしまいます。ベランダは誰も入ってこれないだろうと鍵を閉め忘れている、ちょっとコンビニに行くぐらいだからと鍵を閉めない場合もありますが、向かいの建物・配管を伝って侵入、屋上からロープで降りてくる無謀な輩も居る事を頭に入れておき、しっかりと戸締りをするようにして下さい。

鍵を開けて侵入

続いて、ピッキングを含む不正開錠「鍵を開けて侵入」です。マンションはこちらの項目も随分と高くなっていますが、十数年前に流行ったピッキングに弱いディスクシリンダーは、マンション・団地などで多く普及していました。また、同じ種類の鍵をマンション全体で使っている背景もあり、1室がディスクシリンダーならお隣さんもディスクシリンダーである可能性は高いですよね。古いマンション・集合住宅で鍵が交換されていない場合は注意が必要です。また、ディンプルキーであっても開けられる可能性がある「サムターン回し」の手口が流行しています。こちらは鍵のツマミを外側から工具を入れて直接回すので、シリンダーの防犯性というより内側のツマミに対策が必要です。カバーをする、市販の対策部品を取り付けるだけでも対応できますので、すぐに取り付けた方がいいです。

ドア錠破りはドアの鍵を壊す力技の手段です。

空き巣の侵入手口:関連記事

PAGE TOP