会社の鍵のトラブル

会社の鍵のトラブル

会社、ビル、事務所となると出入り口が多くセキュリティも高くしなければならないので、鍵がついている場所は住宅よりも多くなります。そのうえ、出入りする人数も多く、鍵を管理する側は本当に大変です。その中でよく起きてしまう会社の鍵トラブル、またトラブルの対応策についてご紹介していきたいと思います。

会社のどんなところに鍵がある?

まずは会社のどんな場所に鍵があるか挙げていきましょう。

  • エントランスの鍵

    不特定多数の人数が出入りする入口です。自動ドアの場合も多く、鍵が閉められるのは就業時間後、または休日などになるでしょう。

  • オフィスの鍵・通用口

    各オフィスの鍵が違い、鍵係の方が朝に開ける・一番早く来た人が開ける、または社員カードなどで開ける電気錠の場合も多いです。

  • 会議室・応接室

    セキュリティがそこまで必要ないので鍵を貸し借りする事も多く、暗証番号で開けるタイプの鍵を使っている会社も多いです。

  • その他

    浴室・トイレの鍵、非常口・階段ドア・防火扉

これらの鍵をまとめて管理している人がいて常に貸し借りをしている、または責任ある立場の方がそれぞれの部屋の鍵を管理している、または社員全員が開けられる鍵を持っている(カードキーや暗証番号のナンバーなど)、など会社によって管理の仕方が異なります。

以下はよくある鍵のトラブルとなります。

会社の鍵を社員がなくしてしまった

鍵を管理している人が鍵をなくしてしまった、貸し借りしているうちに社員が鍵をなくした、鍵係の人が鍵をなくした、社員証がカードキーになっており社員がそのカードをなくした、など状況は様々です。いずれも、セキュリティの事を考えると鍵を1本なくしたとしても一大事ですので、対策としては鍵を交換する場合が多いですね。共通の鍵でいくつものドアを開けている場合はそのすべてを交換しなくてはならないので費用もかさんでしまいますが、1か所で済むなら費用は1万円~3万円程度で交換できます。カードキーの場合は、そのカードのみを削除できるので交換費用は新しいカードキーのみで安く抑えられます。

鍵が壊れてしまった、鍵が開かない・閉まらない

1日何人も出入りするドアの場合、鍵のすり減り・摩耗も早くなります。頑丈な錠前がついている場合はいいですが、簡易なドアノブ・鍵の場合は壊れやすくなります。壊れ方によっては扉が勝手に開かないようにするラッチボルト・鍵を閉める時に出てくるデッドボルトが出たまま動かなくなり、社員の方が閉じ込められた・オフィスの中に入れない事態にもなります。そうなった際には鍵を開けられる鍵屋さんに依頼するか、鍵を壊す必要があります。常日頃から鍵の状態をチェックしておくことで、トラブルを防ぎ早めに鍵は交換するようにしてください。

辞めた人が鍵を持っていた、侵入された

こちらはトラブルといっても事件の方になりますね。実際にも、辞めた人が合鍵を作っていたり鍵を返却せずに後から泥棒に入ったりする事件があります。鍵が何本あり誰が持っているかが把握出来ていない、鍵の貸し借りが多く今どこに鍵があるか明確ではない、といったフワッとした鍵管理体制ではこのような事件が起こることがあります。ですが、合鍵を作られている場合は把握しようがありませんし、社員が辞めるごとに鍵を交換していては費用ばかりかかってしまいます。

こうした事件を防ぐ為に、鍵は電子操作で削除・登録ができるカードロック制にする、または合鍵屋さんで作れないセキュリティレベルの高い鍵を使用することもおすすめします。返却されていなかったケースを防ぐためにも鍵の数は厳重に管理・渡す相手も責任ある立場の人に限定する、などの体制を徹底しなければなりません。

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